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【西武園GⅢ決勝】真杉 “地元5車粉砕” GⅢ4V

 ダービーに弾みの会心Vだ。西武園競輪の開設74周年記念GⅢ「ゴールド・ウイング賞」の決勝が23日、12Rで行われ、真杉匠(25=栃木・113期)が1着で優勝した。昨年5月の宇都宮記念以来、通算4回目のGⅢ優勝。2着には深谷知広が入った。

 レースは残り2周から黒沢が仕掛けて地元ライン5車が主導権。6番手以降は深谷―稲川―真杉―坂井。最終1Cから森田が番手捲り。最終2角過ぎに捲った深谷が武藤と平原のけん制を乗り越える。深谷に続いた稲川は内へ。この仕掛けに続いた真杉が自ら踏み込んで直線外を伸びた。

 「地元勢は(前受けから)全部突っ張りと思っていた。しかし後ろからだったので(黒沢が)ドカーンと行って(森田が)番手捲りの流れと思った。深谷さんより先に踏んではダメだなと思い、車間を切って詰める勢いで踏もうと。深谷さんが行くのを待って(1着に)届いて良かった」

 SSの今年は1月の練習中に落車して骨折。そして復帰3場所目の取手ウィナーズカップでも落車。「その中で勝てたことは自信になる。ここで優勝できたので(次走の)ダービーは毎日の調整をしっかりして優勝できるように頑張ります」と自信も取り戻した表情。昨年8月のオールスターでGⅠ初優勝を達成した好相性の西武園競輪場で〝良い流れ〟を取り戻した。

 ◇真杉 匠(ますぎ・たくみ)1999年(平11)2月1日生まれ、栃木県宇都宮市出身の25歳。作新学院高卒。18年7月プロデビュー。師匠は小田倉勇二(埼玉=91期)。主な優勝は第66回オールスター競輪(23年)、第65回競輪祭(23年)。通算成績は489戦193勝。1㍍75、76㌔。血液型A。

 次走 優勝の真杉匠、2着の深谷知広、3着の平原康多は30日~5月5日のGⅠ・日本選手権競輪(いわき平)。

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